B2Bマーケティング研修・人材育成
営業にもマーケティング研修が必要!? 売上につながるマーケティングへ、課題解決のカギは共通言語

会社データ
業種 |
IT |
---|---|
従業員数 |
1,200名 |
マーケティング |
1年半 |
研修サマリー
受講対象 |
プロダクトマーケティング営業 |
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受講人数 |
24名 |
実現 |
|
研修実施前 課題
マーケティングに取り組み始めて1年半のI社。全社横断のマーケティング組織と製品ごとに分かれた3事業部に、合計10名のマーケティングのメンバーがいます。いくつかのマーケティングツールを導入し、展示会への出展やメールマガジンの配信、セミナー開催、ダウンロード資料の作成などの施策を実施してきました。施策ごとに設定した目標を達成していることから、順調に進んでいるように見えますが、実情はマーケティング活動から創出した案件が売上に貢献しているか把握できていませんでした。マーケティング部長のK氏は次のように語ります。
「マーケティング部門のメンバーが少ない時期は、部門全体の施策を俯瞰し、各々の担当業務がどのように関わっているか理解しようと努めていました。今回、部門の立ち上げからメンバーが増え、後から異動してきた担当者は自分の担当領域しか見ていないことが気にかかりました。展示会担当は獲得リード数、WEB担当は資料ダウンロード数、メルマガ担当は開封率やクリック率のみを気にしていればいいと思っている節があり、マーケティング・営業活動の全体を意識して動くことができない。さらに問題なのは、マーケティングから創出した案件の大半が営業にフォローされていないということです。MQL(マーケティング活動によって創出した有望見込み客リスト)を100件渡しても、そこから10件フォローしていれば多いくらいの状態でした」(K氏)
課題のポイント
- 1
マーケティングの施策ごとの目標は達成できているが売上につながっていない
- 2
マーケティング活動によって創出した案件の大半が営業にフォローされていない
研修実施後 効果
社内の共通言語化を浸透させた取り組み
K氏は、シンフォニーマーケティングの事例資料のダウンロードをきっかけに、シンフォニーマーケティングの営業担当者と打ち合わせをすることになりました。
「マーケティング部門や営業連携の現状を話したところ、『マーケティングと営業で相互理解や共通言語がないのでは?』と、問いかけがありました。まさにその通りでしたね。B2Bマーケティングの知識量、それを活用することへの意識も、営業とマーケティング間で差が大きい。営業とマーケティングのギャップを埋めていくことが互いの連携を強めていくには有効であると説明を受け、自社の現状に即した研修を提案してもらいました」(K氏)
社内で検討後、B2Bマーケティングの基礎を体系的に学べる集合型研修 である“Symphony Marketing Master Basic”を受講することに決めたI社。終日かけて行われるワークショップの前後に受けるアセスメントでは、13項目ごとに偏差値として数値化されたレポートを受講者別に受け取ることができます。また、効果を数値で比較できることにも魅力を感じたと言います。
「グループワークでは、マーケティングと営業の二つの部署が自社の製品を対象に同じ理論・フレームワークを使って議論したことで、営業部門の意識が大きく変わっていくのがわかりました。『マーケティング部門は高いコストをかけて何をしているかわからない』と言っていた営業が、マーケティングと営業が同じ売上目標に向かって活動をしていると理解したことで、最新の顧客情報の共有やフォローした見込み客の結果をフィードバックするようになりました。大きな進歩だと思います。また、マーケティングのメンバーは自分の目標数値が、全体的なマーケティング活動の中でどの部分に関与しているか、という視点を持てるようになったので、部分最適から脱却して全体最適になりつつあります。その結果、マーケティングから創出するMQL数が増え、営業のフォロー率が向上しました」(K氏)
研修実施後の効果
- 1
マーケティングのメンバー一人ひとりが全体像を把握し、自分の担当業務の目標を意識するようになったことで、創出するMQL数が30%増加
- 2
営業がマーケティング活動について理解したことで、MQLのフォロー率が10%から70%に向上し、マーケティング由来の案件数が増加